ゲーダイガーロボの合体は、
ドラゴン＝アタッカーを中心とした
縦横合体（下左図）である。

戦隊ロボを科学的に考証するさい基準となる書、
『すごい科学で守ります　著：長谷川　裕一』
より、フラッシュ星系とデンジ星系技術の
混合ではないかと思われる。
しかし、伝説マシンは人間の科学力で
製造されたのではなく、
聖獣達の機械進化した姿であることから、
聖獣自身が過去に眠りにつく前から
これらの合体技術を知っていたと考えられる。

合体後は聖獣達の各々の意識は
ドラゴン＝アタッカーに統合されるが、
別に聖獣達に優劣位があるわけでない。
彼等は始めから同じ思案領域を持っており、
複数の個体で同じ行動を取ることが出来る。

ならば何故意識を統一するのか？
それは、聖獣達の考えを確認する
さいに生じるタイムラグを
省くことに他ならない。
例え同じ考えを持っていても
５体の意識がそのままでは、
やはり各々が確認してから
行動に移ってしまうようである。
その時間を短縮するため
聖獣達の意識は統合されるのだ。

が、１つ大きな問題が発生した。
聖獣達の意識統一によってスピード、パワー、ともに
上がりすぎてしまったのだ。
自然を愛する聖獣達にとってリミッターの効かない状態では、
破壊活動をもともなう戦闘を、全力で行うことが出来ない。
そこで聖獣達は自分達のリミッターとして、
操縦者を乗せることを好むようになる。そんな中、彼等が
戦友（とも）として認めたメインパイロットが英雄戦隊である。
聖獣達は彼等に自分の魂ともいえるＧクリスタルを与える程、
仲間として信頼しているようだ。

ドラゴン＝アタッカーのもう一つの姿、ファイターモードの極秘情報が、
裏芸大学生課上層部より密かに流出した！　その一部を紹介しよう。

ドラゴン＝アタッカーはその戦況によって、
汎用兵器である人型へと変形することが出来る。
当然のことながらパワー、スピードともリューモードの方が勝ってはいるが、
人型へと変形することによって、
仲間の伝説マシンとの立体的な戦略が可能となる。

しかしながら、伝説合体時以外では、あまり人型の片鱗を見せないようだ。
それはどうやら、いくら機械化しているとはいえ、聖獣である彼は、
彼等にとって下等生物である人間を模した
人型への変形にはやはりわだかまりがあるのだろう。
ゆえにファイターモードへの変形は、
パイロットであるレッドドラゴンへの、最大の友情の証しでもあるのだ！